============================================================================== GNU Parted 日本語版 ============================================================================== Copyright (C) 1999-2000 Andrew Clausen Copyright (C) 2000 OKUJI Yoshinori Permission is granted to copy, distribute and/or modify this document under the terms of the GNU Free Documentation License, Version 1.1 or any later version published by the Free Software Foundation; with the no Invariant Sections, with the no Front-Cover Texts, and with no Back-Cover Texts. A copy of the license is included in the file, COPYING.DOC. 目次 -------- 1 導入 1.1 必要なソフトウェア 1.2 サポートされるプラットホーム 1.3 ライセンス 1.4 コンパイル 1.5 GNU Parted ブート・ディスク 2 始める前に 2.1 ファイルシステムのアンマウント 2.2 ブート・ロードの処置 2.3 BIOS ジオメトリ 3 ファイルシステムに関する覚え書き 3.1 Ext2 3.2 FAT16 と FAT32 4 Parted の使用 4.1 オプション 4.2 コマンド 5 ディスク・イメージング 6 さらなる情報と関連ソフトウェア ------------------------------------------------------------------------------ 1 導入 ------------------------------------------------------------------------------ GNU Parted はパーティションやその上に築かれるファイルシステムを作成したり、 破棄したり、大きさを変更したり、検査したり、複製するためのプログラムです。 新しいオペレーティング・システムの領域を作成したり、ディスクの使用法を 再編成したり、ハード・ディスク間でデータをコピーしたり、たくさんの コンピュータに繰り返しインストールされた環境を複製する「ディスク・ イメージング」を行うのに、これは役に立ちます。 この解説では、パーティションやファイルシステムに関する知識を仮定しています。 もしこれらをもっと勉強したければ、Partition mini-HOWTO を読むと良いでしょう。 それはきっとあなたのディストリビューションに含まれているか、以下から 利用可能です: http://www.linuxdoc.org/HOWTO/mini/Partition.html GNU Parted はデータの損失の可能性を最小限に留めるように設計されました。 例えば、(電力不足のような) 障害の間にデータの損失が起きるのを避ける ように設計され、多くの安全検査を行います。しかし、Parted にバグがある かもしれないので、重要なファイルをバックアップしておくべきです。 GNU Parted のホームページは www.gnu.org/software/parted です。 ftp.gnu.org/gnu/parted からダウンロードすることができます。 Parted のメイリング・リストは parted@gnu.org です。購読するには、題名に 「subscribe」と書いて bug-parted-request@gnu.org にメールを出してください。 バグの報告を bug-parted@gnu.org に送ってください。バグ報告を送るとき、 GNU Parted のバージョンを含めてください。もしそのバグがパーティション・ テーブルに関係しているなら、次のコマンドからの出力を入れてください: # fdisk /dev/hda -l # fdisk /dev/hda Command (m for help): p Command (m for help): x Extended command (m for help): p 気楽にこのリストに助けを求めてください - まずあなたの質問がここで答えられ ていないことを確認してください。もし解説が分からなければ、もっと上手く 説明できるよう、我々に教えてください。一般的な哲学: もしあなたが助けを 求める必要があるなら、あなた (や他の人々) が助けを求める必要がないように、 何かを修正する必要があります。 1.1 必要なソフトウェア ------------------------------------------------------------------------------ * e2fsprogs パッケージの一部である、libuuid。もしこれを持っていないなら、 http://web.mit.edu/tytso/www/linux/e2fsprogs.html から入手できます。 * GNU Readline (任意) は ftp://ftp.gnu.org/gnu/readline から得られます。 * もし国際化のサポートが必要なら、コンパイルのために GNU gettext (か互換ソフトウェア)。 ftp://ftp.gnu.org/gnu/gettext 1.2 サポートされるプラットホーム ------------------------------------------------------------------------------ 望むらくは、この一覧表がずっと増大することを... * Linux >= 2.2.x / i386 * Linux >= 2.2.x / Alpha (ext2 だけがテストされてますが、その他も 動作するはずです、理論的には) 注意: GNU libc 2.1 以上が必要です。おそらく --disable-nls オプションを使用 することによって、もっと古いバージョンを利用できます。 1.3 ライセンス ------------------------------------------------------------------------------ GNU Parted はフリーソフトウェアであり、GNU General Public License バージョン2が適用されています。これは Parted 配布物とともに、COPYING ファイルに含められているはずです。もしなければ、 Free Software Foundation, Inc., 675 Mass Ave, Cambridge, MA 02139, USA に手紙を書いてください。 1.4 コンパイル ------------------------------------------------------------------------------ GNU Parted をコンパイルしたければ、通常このようにして行われます: $ ./configure $ make しかし、./configure に対して数個のオプションが用意されています: --without-readline readline を使用しません。これはあまり 多くのライブラリが利用できないような、 緊急用ディスクなどを作成するのに便利です。 --disable-nls 母国語サポートを取り消します。これは glibc の古いバージョンや緊急用ディスクに 適した、機能を削減したglibc と一緒に使用 するのに便利です。 1.5 GNU Parted ブート・ディスク ------------------------------------------------------------------------------ GNU/Linux をインストールしていないマシンで Parted を実行したい、あるいは、 ルート・パーティションの大きさを変更したいなら、ブート・ディスクを使用する 必要があるでしょう。 ブート・ディスクのイメージは以下から入手可能です: ftp://ftp.gnu.org/gnu/parted/bootdisk/partboot.img 実際にブート・ディスクを作成するには、(GNU/Linux では) こう打ち込んで ください: # dd if=partboot.img of=/dev/fd0 bs=1440k あるいは、DOS で RAWRITE.EXE を使ってください。 ------------------------------------------------------------------------------ 2 始める前に ------------------------------------------------------------------------------ Parted を使う前に、以下を全て読んでください。 2.1 ファイルシステムのアンマウント ------------------------------------------------------------------------------- ファイルシステムの大きさを変えたいとき、それがマウントされていないこと を確認してください。 もしルート・デバイスの大きさを変更したいなら、ブート・ディスクを使う (セクション 1.5 を参照) か、ext2resize パッケージに含まれる、Andreas Dilger の online ext2 resizer (詳細はセクション 6 を参照) を使ってください。 2.2 ブート・ロードの処置 ------------------------------------------------------------------------------- もしパーティションの大きさを変更したなら、ブート・ローダのインストーラ を再実行すべきです。ある場合には、複数のオペレーティング・システム上で ブート・ローダのインストーラを実行する必要があるでしょう。 大きさを変更する過程中、たくさんのデータがパーティション中を移動させられ ます。多くのブート・ローダはファイルシステムを理解しません。それらは単に ディスク上のどこに必要なブートストラップ・ファイルが置かれているかを記憶 しています。それらはファイルがどこに移動させられてしまったかを教えてもらう 必要があるのです。 2.2.1 Linux (LILO) -------------------- LILO のブート・ローダは次のようにインストールされます: # /sbin/lilo もしブート・ディスクを使用したなら、代わりに次のようにしたいかも しれません: (/dev/hda1 はあなたのルート・デバイスと置き換えてください) # mount /dev/hda1 /mnt # chroot /mnt /sbin/lilo # umount /dev/hda1 LILO の (それほどでもないけど) 古いバージョンはあらゆるブート・パーティ ションがシリンダ 1024 より前から開始することを必要としています。 DOS/Windows パーティションは今でもなおシリンダ 1024 かその前から開始 しなければなりません。 2.2.2 GNU GRUB (GRand Unified Bootloader) ------------------------------------------- どのように GRUB がインストールされているかに依り、ファイルシステムを 理解するかもしれませんし、あるいは、ただ単にブート・ファイルがどこに収め られているかを記憶しているかもしれません。「Stage1.5」を使っているなら、 ファイルシステムを理解します。もし Stage1.5 を使っていないなら、 Stage2 を再インストールする必要があります (GRUB の解説をご覧ください)。 そうでなければ、何もしなくて構いません。 2.2.3 MS DOS, MS Windows 9x ----------------------------- DOS や Windows 9x には何も特別なことをする必要はないはずです。しかし、 2、3の制限があります: * MS DOS や MS Windows 9x は最初の FAT パーティションだけから ブートできます。すなわち、隠されていない、一番小さいマイナー番号の FAT パーティションです。 * もし CHS アドレッシング を使っているなら (多分そうです)、その ブート・パーティションの開始点はシリンダ 1024 未満でなければなりません。 * 「本当の」 MS-DOS (つまり、バージョン 6.22 まで) と MS-DOS 7.0 (つまり、Windows 95/95a) は FAT32 が分かりません。それゆえ、最初の FAT パーティションが FAT32 のとき、二番目の FAT (FAT16 だけです、もちろん) パーティションからブートする可能性があります。両方ともプライマリ・パー ティションでなければならず、ブートさせたい方をアクティブ・パーティション として設定しなければならないでしょう。 2.2.4 MS Windows NT, MS Windows 2000 -------------------------------------- NT ブート・ローダは以下を必要とします。 * 「システム・パーティション」と呼ばれる、プライマリの FAT16 か NTFS パーティション (Windows 2000 では FAT32 も可)中のそれ自身のブート・セクタ のコード。このパーティションは Parted によって「ブート」フラグの印が 付けられるべきです。 * システム・パーティション内の NTLDR と BOOT.INI、NTDETECT.COM ファイル。 BOOT.INI は「ブート・パーティション」と呼ばれる、Windows NT が インストールされたプライマリ・パーティションか論理ドライブの物理的な 位置に関する情報を保持します。ブート・パーティションとシステム・パーティション は共に一つのプライマリ・パーティションに置かれていても構いません。 * 任意で、システム・パーティション内の NTBOOTDD.SYS ファイル、それは 自身の BIOS がない (あるいは、その BIOS は巨大なディスクにアクセスできない) ときに、SCSI や IDE コントローラ用に名前を変えられたディスク・ドライバです。 * システム・パーティションはシリンダ 1024 以前に終わるべきで、シリンダ 1024 以前に開始しなければなりません。 * その変更の必要なしに、ブート・パーティションとシステム・パーティション の両方の大きさを変更して構いません。 * もしブート・パーティションの番号が変わるなら (つまり、そのマイナー番号)、 BOOT.INI が更新されねばなりません。 2.3 BIOS ジオメトリ ------------------------------------------------------------------------------ BIOS (基本入出力システム) はあなたのコンピュータ (の特殊な ROM チップ上に) 組み込まれているソフトウェアの要素です。コンピュータの電源を入れるときに 走る、一番最初のものです。BIOS でこのように振る舞います: * メモリを検査するとかいうような、コンピュータがオペレーティング・システム をロードする準備を行います。 * 特に LILO のようなブート・ローダに対し、ハード・ディスクをアクセスする ための手段をプログラムに提供します。 * コンピュータのさまざまな部分を設定するためのプログラムを用意します。 これは通常コンピュータに電源を投入した後に DEL キーを押すことによって アクセスされます。 ハード・ディスクの BIOS ジオメトリは三つの数字の並び、シリンダ、ヘッド、 セクタです。これらの数字は本当は BIOS を除く何者にも大した意味はないので すが、ブート・ローダとオペレーティング・システムはこれらの数字が何である か、一致を見なければなりません。このことがいくつもの問題を引き起こします: * 一旦ハード・ディスクにファイルシステムやディスク・ラベル (つまり、 パーティション・テーブル) を作成してしまえば、本当に自分が何をやっているのか 分かっているのでなければ、BIOS 設定プログラム中で BIOS ジオメトリ番号を 変更してはなりません。 * Linux は通常自動的に BIOS ジオメトリを検出します。しかし、ときどき 間違いを犯します。この場合、Linux へパラメータを渡すことによって教えて あげるべきです。例えば、もし Linux がハード・ドライブ /dev/hda はジオメトリ 256/64/63 であると考えるけど、BIOS 設定プログラムにはそのジオメトリは 512/32/63 だと書かれているなら、このパラメータを Linux に渡します: hda=512,32,63 どんなブート・ローダを使っているかによって、パラメータは渡し方は異なります。 あなたはおそらく LILO を使っているでしょう。この場合、以下の行を /etc/lilo.conf に追加します: (その変更を有効にするのに、/sbin/lilo を実行する必要があります) append="hda=512,32,63" * GNU Parted は普通 Linux が間違ったジオメトリを検出してしまったかどうか を発見することができます。しかし、そのディスク上にパーティションが全然なけ れば、これは無理です。この場合には自分で確認するべきです。これを行うのは 大変重要です。 ------------------------------------------------------------------------------ 3 ファイルシステムに関する覚え書き ------------------------------------------------------------------------------ GNU Parted はこれらの操作をサポートしています: ファイルシステム 検出 作成 大きさの変更 コピー 検査 ext2 * * *1 *2 fat * * *3 *3 * linux-swap * * * * * 註釈: (1) パーティションの開始点は ext2 ではそのままにしておかなければなりません。 (2) ファイルシステムが開かれるときに限定的な検査が行われます。今のところ、 これが唯一の検査です。もしそのファイルシステム中にエラー (そして、 一般的なエラーの大部分) があれば、(resize を含む) 全てのコマンドはその失敗 を上手く処理し、そのファイルシステムは手付かずのままになります。 (3) 大きさの変更やコピーの後、新しいパーティションの大きさは fat では クラスタの大きさによって制限を受けます (主に fat16 に影響します)。クラスタの 大きさを選ぶことができないので、これはあなたが思うよりいっそう悪いのです (それは Windows のバグですが、互換性が欲しい、そうじゃありません?)。 3.1 Ext2 ------------------------------------------------------------------------------ GNU Parted は(まだ) ext2 ファイルシステムのコピーを直接はサポートして いません。しかしながら、これを為す方法が少しだけあります: * GNU Parted の mkfs コマンド (か mkfs.ext2) を使い、それからシェルで 以下を実行します: 直してくれ!! これは上手く行かない... # mount -t ext2 /dev/hda2 /mnt/dst # find /mnt/src -depth | cpio -pm /mnt/dst * もし複製のパーティションが元よりも大きくなるなら、こうすること もできます: まず、新しい ext2 パーティションを作成します。それから: # dd if=/dev/src-device of=/dev/dst-device bs=1024 count=(OLD SIZE) # parted /dev/hda resize 2 (START) (END) ここで、(OLD SIZE) は元のパーティションをキロバイトで表した大きさです。 (START) と (END) は複製パーティションに対する、新しい開始点と終端です。 3.2 FAT16 と FAT32 ------------------------------------------------------------------------------ GNU Parted は(まだ) FAT ファイルシステムのクラスタの大きさを変更でき ません。このことのためにパーティションの大きさの変更やコピーに制限が設け られます。これはしばしば全く奇怪で、というのも、GNU Parted は FAT16 と FAT32 のファイルシステムを変換できるからで、クラスタの大きさがどれほど になり得るかについて、異なる制限があります。 例えば、クラスタの大きさが 4k である 100Mb のパーティションがあるとして みましょう。このパーティションを 400Mb に変更することはできません。 なぜなら、そのクラスタの大きさを 16k に変更する必要があるからです。しかし、 もし FAT32 を使えば、それは 600Mb に変更することができます。600Mb の FAT32 ファイルシステムに対して、逆も成り立ちます。 3.2.1 MS DriveSpace パーティション -------------------------------- MS DriveSpace は MS Windows 95 に付属しているプログラムで、FAT ファイルシステムを圧縮するのに使用できます。私はこれは DoubleSpace と同じ ように動作すると考えているので、ここに書かれていることはどれでも DoubleSpace にも当てはまるはずです。 これらのパーティションの大きさを変更したりコピーするために GNU Parted を使用することは可能ですが、2、3、余分にやらないといけません... 3.2.1.1 DriveSpace パーティションの増大 -------------------------------------- (1) パーティションを望みの大きさに増大させるのに、GNU Parted の resize コマンドを使います。 (2) 空き領域をホスト・ドライブから圧縮ドライブへ移すために、MS DriveSpace を使用します。 3.2.1.2 DriveSpace パーティションの縮小 ---------------------------------------- (1) 圧縮ドライブからホスト・ドライブへ空き領域を移すために、MS DriveSpace を使用します。移される空き領域の量はパーティションを縮小する、望みの量と 一致します。 (2) パーティションを望みの大きさに縮小するために、GNU Parted の resize コマンドを使用します。注意: GNU Parted はそのパーティションをどれだけ縮小 するのかが分かるよう、その数字を上手く返してはくれません。これは TODO リストに挙げられています。 3.2.1.3 DriveSpace パーティションのコピー -------------------------------------- もし DriveSpace パーティションをもっと大きいパーティションにコピーしたいなら、 望みのパーティションの大きさを変えるのではなくコピーすることを除いて、 DriveSpace パーティションの増大用の説明に従ってください。そして、DriveSpace での新しいパーティションを使っていることを確認してください。 しかし、もし DriveSpace パーティションをより小さなパーティションにコピー したいなら、物事は少々複雑になります: (1) 圧縮ドライブから源であるホスト・ドライブに空き領域を移すために、MS DriveSpace を使います。移される領域の量は元のパーティションと複製 パーティションの望みの大きさの差よりも大きくあるべきです。 (2) 元のパーティションを複製のパーティションへコピーするため、GNU Parted を使います。 (3) 元のホスト・ドライブから圧縮ドライブへ空き領域を戻すため、MS DriveSpace を使います。 (4) 複製ホスト・ドライブから圧縮ドライブへ空き領域を戻すため、MS DriveSpace を使います。 ------------------------------------------------------------------------------ 4 Parted の使用 ------------------------------------------------------------------------------ Parted は二つの様式、コマンド・ラインと対話型を持っています。Parted は常に このように開始されるべきです: # parted DEVICE ここで、DEVICE は編集するハード・ディスク・ドライブです。(もしあなたが怠け ているなら、Parted はどのデバイスを望んでいるのか、推測しようと試みます。) コマンド・ラインのモードでは、この後に一つかそれ以上のコマンドを続けます。 例: # parted /dev/sda resize 1 52 104 mkfs 2 fat (--help のような) オプションはコマンド・ライン上でのみ指定することができます。 対話型モードでは、コマンドは一度に一つずつプロンプトに入力されます。例: (parted) resize 1 52 104 (parted) mkfs 2 fat 曖昧でない省略は許されます。 4.1 オプション ------------------------------------------------------------------------------ -h, --help このヘルプ・メッセージを表示します -i, --interactive 必要な場面で、ユーザの干渉を催促します -s, --script 決してユーザの干渉を促しません -v, --version バージョンを表示します 4.2 コマンド ------------------------------------------------------------------------------ boot MINOR ブート・パーティションを MINOR に設定します check MINOR ファイルシステムに簡単な検査を行います cp MINOR [DEVICE] MINOR ファイルシステムを他のパーティションに コピーします help [COMMAND] 一般的なヘルプか、COMMAND に関するヘルプを 表示します hide MINOR パーティション MINOR を隠します mklabel LABEL-TYPE 新しいディスク・ラベル(パーティション・ テーブル)を作成します mkfs MINOR FS-TYPE パーティション MINOR 上にファイルシステム FS-TYPE を作成します mkpart PART-TYPE [FS-TYPE] START END (新規の)ファイルシステムを作らずにパーティ ションを作成します。データ・パーティション では、FS-TYPE が必要とされます mkpartfs PART-TYPE FS-TYPE START END ファイルシステムと一緒にパーティションを 作成します print パーティション・テーブルを表示します resize MINOR START END パーティション MINOR 上のファイルシステムの 大きさを変更します rm MINOR パーティション MINOR を削除します quit プログラムを終了します unhide MINOR パーティション MINOR を現します PART-TYPE は、primary、logical、extended のうちの一つです。 primary パーティションは標準的な、拡張性のないパーティションです。extended パーティションはただ他のパーティション、正確には logical パーティション、 を含むだけのパーティションです。最大でも extended パーティションは一つで なければならなくて、一つの primary パーティションの領域を占めます。 [訳注: 普通日本語では、primary パーティションは基本パーティション、extended パーティションは拡張パーティション、logical パーティションは論理パーティ ションなどと呼びます。] FS-TYPE は fat、ext2、linux-swap のうちの一つです。 START と END はシリンダで表されます。これらの値を見分けるのに、print コマンドが役に立つでしょう。 ------------------------------------------------------------------------------ 5 ディスク・イメージング ------------------------------------------------------------------------------ ディスク・イメージングは退屈な Windows のインストール作業を回避するための 手法です。例えば、もし Windows と Office を 1000 マシンにインストールしたい なら、多分 1000 時間の約 5 倍ぐらいかかるでしょう。GNU/Linux だと、Red Hat の kickstart のようなプログラムがあるので、そんなにひどくはありません。 そのプログラムは他のプログラムのインストールや、実際的には、あなたがやる 必要のあることを何でも自動化することができます。そのため、ディスク・ イメージングは本当に Windows マシンだけのために使われています。明らかに、 我々は Windows (や、いかなる自由でないソフトウェア) を全く使わないように 勧めていますが、ほとんどの組織では、両方のシステムが利用できる状態にある 移行期を経ることなく、Windows から GNU/Linux (や他のフリーソフトウェア) に切り換えることができないことを理解しています。 ディスク・イメージングを使えば、ブート・ディスクと CD を挿し込み、 それを飛ばすことによって、Windows と Office を含むパーティションの ディスク・イメージを CD に焼き、そのパーティションを直接全てのコンピュータ のハード・ディスクにコピーすることができます。しかし Windows のディスク上 のパーティションはおそらくもっと大きくなるでしょうから、そのパーティションは また大きさを変更されねばならないでしょう。私は何人もの人々がこの処置を Linux のブート・フロッピィと Parted を使ってうまく自動化したと聞いています。 そのフロッピィを CD 上のブート・イメージとして利用することによって、CD ROM だけを使うことも可能です。より多くの情報を知るために CD writing HOWTO を 読んでください。こうしたこと全体を働かせるためにやらないといけない不可思議な ことが少しあります (それらは次の安定系列で直されるでしょう)。いずれにせよ、 以下が一般的な方法です: (1) 望みの設定で、あるマシンに Windows をインストールします。640 Mb 以上 使わず、完全な Linux のインストールと CD のイメージ二つ分のコピー用の 1300 Mb のために十分な余地を残す限り、そのパーティションを好きなだけ大きく して構いません。 (2) そのマシンに Linux をインストールします。 (3) その CD のイメージのためのディレクトリを作ります (例: /root/cdimage/)。 (4) その CD のイメージのディレクトリに 640 Mb のディスク・イメージのファイル (例: /root/cdimage/diskimage) を作成します: # dd if=/dev/zero of=/root/cdimage/diskimage bs=$[1024 * 1024] count=640 (5) Windows パーティションをディスク・イメージへコピーするため、Parted を 利用します: # parted /root/cdimage/diskimage mklabel msdos mkpart primary fat 1 $[1024 * 1024] # parted /dev/hda cp 1 /root/cdimage/diskimage 1 (6) その CD のイメージのディレクトリから CD イメージを作成し、それをあなた 好みの CD 書き込みツールで CD に焼きます。 (7) 母国語サポートと readline サポートを無効にした、Parted の特別なバージョン をコンパイルします (あるいは、Freshmeat から特別な RPM をダウンロードします): localhost:~/parted-1.0.0# ./configure --disable-nls --without-readline --disable-shared; make (8) Linux のブート・ディスクを作成します (Bootdisk HOWTO を参照)。 (9) そのブート・ディスク (か補充のルート・ディスク) に省略版の Parted を 置きます。 (10) 以下を行うシェル・スクリプトを書きます: mount /dev/cdrom /mnt/cdrom parted --script /dev/hda mklabel msdos mkpartfs primary fat 1 SOME-SIZE parted --script /mnt/cdrom/diskimage cp 1 /dev/hda 1 /sbin/halt (11) インストール開始! そのフロッピィと CD を各コンピュータに挿し込み、 それを回していきます... 明らかに、私はこの方法をずっと簡単にすることができますし、そうするでしょう。 我々はこれを行うのに小型のディストリビューションを作ろうと考えているところ です。私にはそういうものを管理する時間がありません、有志はいませんか? ------------------------------------------------------------------------------ 6 さらなる情報と関連ソフトウェア ------------------------------------------------------------------------------ もしもっとたくさんの情報を発見したら、気軽に parted@gnu.org に質問を送って ください。(!) はおそらくあなたのディストリビューションに含まれている情報か ソフトウェアを示しています。 GNU Parted 配布物中のこれらのファイルはさらなる情報を含んでいます: * ABOUT-NLS - 母国語サポートの使用と Free Translation Project についての 情報 * API - libparted の API の解説 * AUTHORS - 誰が何を書いたか * BUGS - 未解決のバグ * ChangeLog - GNU Parted になされた変更の履歴 * COPYING - GNU Parted の配布条件である、GNU General Public License * FAT - FAT の大きさ変更プログラムの動作の仕組に関する情報 (プログラマ用) * INSTALL - GNU Parted や 他のほとんどのフリーソフトウェアのコンパイル方法 * TODO - まだ実装されていない、計画中の特徴 以下の解説書は GNU Parted とは一緒に配布されていませんが、役に立つかも しれません。これらのうち、ほとんどは多分あなたのディストリビューションに 入っているでしょう。例えば、Red Hat Linux では、CD 上の /doc/HOWTO と /doc/FAQ を見てください。 [訳注: 多くのLDPドキュメントは有志の手により日本語に翻訳されており、JF のページからダウンロードできます: http://www.linux.or.jp/JF/ 以下ではオリジナルのURLのままにしておきます。] * Filesystems HOWTO http://penguin.cz/~mhi/fs/ * Hard Disk Upgrade mini-HOWTO (!): http://sunsite.unc.edu/LDP/HOWTO * Large Disk HOWTO http://www.win.tue.nl/~aeb/linux/Large-Disk.html * LILO mini-HOWTO (!) http://sunsite.unc.edu/LDP/HOWTO * MILO HOWTO (!) http://sunsite.unc.edu/LDP/HOWTO * Linux+OS mini-HOWTOs (!): Linux+DOS+Win95+OS2, Linux+FreeBSD-mini-HOWTO, Linux+Win95, Linux+FreeBSD, Linux+NT-Loader. これらは以下から入手できます: http://sunsite.unc.edu/LDP/HOWTO * Partition mini-HOWTO (!): http://www.linuxdoc.org/HOWTO/mini/Partition.html * Partition Table HOWTO http://www.win.tue.nl/~aeb/partitions/partition_tables.html * Partition Types list http://www.win.tue.nl/~aeb/partitions/partition_types.html ここで他の関連したプログラムを挙げます。これらの一部も有用な解説を 持っています: * Disk Drake. www.linux-mandrake.com/diskdrake. これは GNU Parted と 機能的に類似しています。Disk Drake の FAT コードは我々の GNU Parted の コードを基にしています。さあ、Disk Drake がどのように GNU Parted に匹敵する か見てましょう: (我等両者が同意しています :-) Disk Drake は: - 使うのがもっと簡単で、間違いを犯さないように守ってくれます - もっと完成度の高い問題解決手法 (/etc/fstab、lilo などを処理します) - FAT のサポートはもっと貧弱 (FAT16、FAT32 間で変換できないし、 パーティションをコピーできません) - ext2 のサポートはもっと貧弱 (今のところは) - (旧来の) DOS や Windows システムとの互換性をあんまり考慮してません * dosfsck * e2fsck, resize2fs e2fsprogs (!) http://web.mit.edu/tytso/www/linux/e2fsprogs.html * ext2resize - GNU Parted と同じコードを使いますが、アンマウントを必要 としない、online ext2 resizer のような、他のいいものをいくつか含んでいます。 http://ext2resize.sourceforge.net * fdisk (!) * FIPS (!) (First Interactive Partition Splitter) http://www.igd.fhg.de/~aschaefe/fips/ * GPart - 壊れたパーティション・テーブルを回復させます。 http://www.stud.uni-hannover.de/user/76201/gpart * GNU GRUB - GRand Unified Bootloader http://www.gnu.org/software/grub/grub.html * LILO (!) (LInux LOader) ftp://tsx-11.mit.edu/pub/linux/packages/lilo/ * mkdosfs (!) (ときどき mkfs.msdos と呼ばれます) * mke2fs (!) (ときどき mkfs.ext2 と呼ばれます) * mkfs (!) * mkswap (!)